「粗探し」

追求することでモチベーションが下がる事。
必要な事は端的に指摘する。
指摘する場面はなるだけ、皆の前では行わない。
それ以上の蛇足=粗探しは自己満足である。
また、粗探しが出来る人がいる状態は管理が行き届いてない証拠。

「機械作業」

メインの仕事は段取りと監視です。
一度行うと無駄・無理・ムラなく仕上げてくれる。
それが機械。
機械に気持ちよく働いてもらうための「段取り」が重要。
段取りとは、刷り本等の確認、表紙確認、機械セット、ベタなどの危ないものへの対応である。
それがすめば、後は監視という名の元に検品を行えば良品ができる。
忙しいときの段取りをいかに終わらせるかがポイント。

「理想」

現在にはない。
未来にある。現在は不満。
何が理想の状態化を明確にして、よりよくしていく。
理想までの道のりは辛い。
だから、達成すると嬉しいし充足感がある。

忘れてはいけないのは、「理想はいつまでも完成しない」ということ。
なぜなら、環境が日々変わるから。

「勝負」

始めたときにすでに勝負は決している。
どちらが事前にどれだけ準備したか。練習したか。

段取り8割。
仕事の9割は同じ内容の繰り返し。
段取りすべきものを5W2Hで考え、チェックリストや手順に落としこむ事で上手くいく。
ただし、一度作成したら終わりでなく、定期的に見直す事でより精度が高くなる。
機械で製本するのも、席について仕事を始めるのも作業に過ぎない。
その前の準備で決まる。
製本でいえば、入荷物が揃っているか、製本加工しやすいよう前工程の断裁、折が加工されているか、
一定の納期間隔があるか、一定の人員が確保されているか、これらの事がメンバー全員の共通認識となっているかなど。
理想像を明確にする事で、今できてない事へのギャップが分かる。
一歩づついきましょう。

「定点観測」

定点観測するから異常がわかる。
何を定点観測するかが重要。

個人として、、、体重
家族として、、、貯金残高
組織として、、、売上高

そして、なぜ定点観測するか。
そこも明確にする。
そもそもなぜ、貯金するのか??
貯金する理由がある。そこを忘れない。

「嫌い」

欠点に焦点があたる事。
相手は自分の2倍嫌っている。
人はそれぞれの人生があり、その中での置かれた環境・立場によって
変化している。自分が生きていくために環境へ適応するためだ。
その積み重ねが個性、物事の考え方、思考のくせ、価値観などである。
人と人なので好き嫌いがあるのは当然。
大事な事は「その人のこれまでの背景と現在の置かれた立場」を
認識しあう事である。
その次に理解できたら、「嫌い」ではなくなる。
だから、コミュニケーションをとり、置かれた立場を理解しあう仕組みが重要だ。

例えば、電車の中で子供達がさわいでいるのに注意しない父親がいるとする。
みかねた男性が、
「車内で大勢いるのだ。子供達を黙らせてもらえないか。」
と注意をした。

するとその父親は
「すみません。自分でもわかっているのですが。
 つい数分前、母親が交通事故で即死だと警察から電話があって。
 子供達へ何と伝えようかと、自分でもパニックになっていて。。。」
と話したという。

言葉だけでなく、雰囲気や状態でも察する事。
察するだけでは相手に伝わらない。
言葉や行動に起こす。

「頭」

メモリーカードと同じで、誰でも容量は同じ。
使えば使うほど経験が増える。
使用回数が増加すると知識が増える。
結果、効率がよくなり複数の事ができる。
仕事は9割が同じ事の繰り返し。
いかに使用回数を高め、知識を体系化して
効率と異常値発見を高める事が重要であるか。
分かっていても出来ないのは、「面倒で今すぐ必要でない」からである。
ある業務を他担当者へ引継ぎするときは、引継資料は作る。
いかにその重要性を組織として理解するかが重要である。

「デパート」

包装紙を売る店です。
信頼を売る店です。
デパートで買ったものは間違いがない、、、

これがデパートで購入する価値。
デパートで買ったものに偽物があったら信頼が無くなる。
うちも同じ。
国宝社で製本したのに、、、
忙しい時こそ気を付ける。
忙しい時からこそコミュニケーションやささいな会話を行う。
来週からも忙しい時期が続きますが、引き続きよろしくお願い致します。

「面倒」

やれば自分のためになる。
忙しいときこそ、手間暇をかける。
怠ると、後に10倍になり返ってくる。
面倒を自分自身の気持ちで対応するだけでなく、
面倒を会社の仕組みとして対応できる事を目指す。
チェックシート、ダブルチェック、ほうれんそうを活用する。

「評判」

科学的データ、分析、調査より人々の口にのぼる内容のほうが正しい。
ようは、「口コミ」「噂」という事。
それらの情報をどう引き出すかが重要。
話が好きな人から聞くのか、会社と離れた場所で聞くのか、
どんな立場の人が聞くのか。
飲食店の口コミ情報などは代表的な例であるが、
サクラの可能性もある。
自発的に記入したいわゆる、「本音」を見極める選球眼も必要。

これらの仕組みが出来ると「相手」を知ることになり
より精度の高い打ち手がうてる。