日本における「位階」制度は、中国から律令制とともに伝わり、日本独自の発展を遂げてきました。もともとは官吏の序列を定め、功績や能力に応じて昇進させることで、世襲による官職の固定化を防ぐことを目的としていました。
戸籍取得後の次の一手 ― 旧土地台帳で広がる先祖調査
明治19年式までの戸籍取得が終わり、先祖探しの基礎資料が揃ったら、次に取り組みたいのが旧土地台帳の取得です。
旧土地台帳とは、国が土地の状況や所有者を把握し、地租(税金)を課すために作成した課税台帳で、現在は各地の法務局に保存されています。
江戸の玄関口・千住の歴史
荒川の流れとともに発展してきた千住には、古くから多くの物語が息づいています。
地名の由来にはいくつか説があり、荒川から「千住観音」が上がったことから名づけられたという説、または千葉氏がこの地に住んだため「千住」と呼ばれるようになったという説が伝わります。
武士だったのかどうかを見極める2つのポイント
先祖が武士だったのか、それとも庶民だったのかを見極めるには、大きく分けて 「住んでいた場所」と「名前」 の2つが重要です。
ご先祖をたどる──家系調査からファミリーヒストリーまで
私たちのルーツを探ることは、昔から多くの人を魅了してきました。
「家系調査」「家系図の作成」「ルーツ調査」「先祖探し」など、呼び方はさまざま。最近では「ファミリーヒストリー」という言葉もよく使われるようになりました。
家系図でみえてくるもの
なぜ多くの家系図は源氏や藤原氏につながっているのか?
家系図を眺めていると、不思議なことに気づきませんか?
多くの家が、源氏・平家・藤原氏・橘氏のいずれかに行き着くのです。
江戸時代の「戸籍」?――宗門人別改帳とは
江戸時代の日本には、今でいう戸籍や住民台帳のような役割を果たしていた帳面がありました。それが「宗門人別改帳(しゅうもんにんべつあらためちょう)」です。
この帳面は、村ごとに作成され、領主に提出された戸口の基礎台帳で、国史大辞典では「宗門改めと人別改めを複合したもの」と定義されています。つまり、「宗門人別改帳」とは、もともと別々だった2つの台帳が合体してできたものです。
『君が代』に隠された歴史と日本文化
日本の国歌『君が代』には、意外と知られていない歴史があります。
実は、初代『君が代』の作曲者はイギリス人だったのです。
江戸時代までの戸籍制度とは?
江戸時代までは「寺請制度」と呼ばれる宗教統制が行われ、必ず寺院の檀家になることが求められたため、寺が今でいう役所のような役割を果たすようになっていました。その後、幕府が藩に対して宗門人別改帳(しゅうもんにんべつあらためちょう)という台帳の作成を命じ、その宗門人別改帳が今でいう戸籍や租税台帳の役割を果たしていたのです。
明治以前の戸籍制度の歴史については関連記事に時系列で詳しくまとめています。
本家と分家で家紋が違う理由とは?
「うちの家紋、本家と少し違う…」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、本家と分家で家紋が異なることは珍しくありません。
ここでは、その理由と調べ方について解説します。