「近い」

重要な選択要件であ。
通勤距離が近い。
お客様との物理的な距離が近い。
お客様との心理的な距離が近い。
駅から近い。

近さは強み。
今のお客様との「近さ」を知り、どうやって「近く」なるかを定期的に考える事が必要である。

「コミュニケーションはキャッチボール」

昨日、新入社員の皆さんへ現場研修後に不安な事を聞きました。
その中で印象的だったのが

「自分が行っている作業とそのやり方が正しいのかわからず不安」

という事。
「機械が止まったとき、自分のせいで止まったのか?のせ方が悪かったのか?」。
他仕事も同様です。
結局、お互いの意思疎通 = キャッチボール が重要だという事。
そう感じました。

「文書作成」

要件がつたわればよい。考えてはいけない。
思いついた事を箇条書きにすればよい。

言い回しや表現方法にこだわりすぎて
時間を使いすぎるなという事。
ただし、「要件がつたわる」という点がポイント。
「相手」に要件がつたわるにはどうすればよいか?
は考えねばいけない。
基本は、5W2Hを利用する。
応用は、相手の背景、置かれた立場、思考パターンを考える。

「分かりやすい」

分かりやすいは、自分が感じるものではない。
相手がそう感じてこそ意味がある。
だから、相手の事を知る必要がある。
趣味嗜好、どんな立場、どんな環境、どんな思考。、、、
それが分かり始めて相手に合った話し方、言葉をチョイスできる。

例えば、高校生に「納期」は通じない。
「納期=宿題の期限」といえば通じる。
どうすれば伝わるか、そもそもなぜ伝えるかを意識する。

「粗探し」

追求することでモチベーションが下がる事。
必要な事は端的に指摘する。
指摘する場面はなるだけ、皆の前では行わない。
それ以上の蛇足=粗探しは自己満足である。
また、粗探しが出来る人がいる状態は管理が行き届いてない証拠。

「機械作業」

メインの仕事は段取りと監視です。
一度行うと無駄・無理・ムラなく仕上げてくれる。
それが機械。
機械に気持ちよく働いてもらうための「段取り」が重要。
段取りとは、刷り本等の確認、表紙確認、機械セット、ベタなどの危ないものへの対応である。
それがすめば、後は監視という名の元に検品を行えば良品ができる。
忙しいときの段取りをいかに終わらせるかがポイント。

「理想」

現在にはない。
未来にある。現在は不満。
何が理想の状態化を明確にして、よりよくしていく。
理想までの道のりは辛い。
だから、達成すると嬉しいし充足感がある。

忘れてはいけないのは、「理想はいつまでも完成しない」ということ。
なぜなら、環境が日々変わるから。

「勝負」

始めたときにすでに勝負は決している。
どちらが事前にどれだけ準備したか。練習したか。

段取り8割。
仕事の9割は同じ内容の繰り返し。
段取りすべきものを5W2Hで考え、チェックリストや手順に落としこむ事で上手くいく。
ただし、一度作成したら終わりでなく、定期的に見直す事でより精度が高くなる。
機械で製本するのも、席について仕事を始めるのも作業に過ぎない。
その前の準備で決まる。
製本でいえば、入荷物が揃っているか、製本加工しやすいよう前工程の断裁、折が加工されているか、
一定の納期間隔があるか、一定の人員が確保されているか、これらの事がメンバー全員の共通認識となっているかなど。
理想像を明確にする事で、今できてない事へのギャップが分かる。
一歩づついきましょう。

「定点観測」

定点観測するから異常がわかる。
何を定点観測するかが重要。

個人として、、、体重
家族として、、、貯金残高
組織として、、、売上高

そして、なぜ定点観測するか。
そこも明確にする。
そもそもなぜ、貯金するのか??
貯金する理由がある。そこを忘れない。

「嫌い」

欠点に焦点があたる事。
相手は自分の2倍嫌っている。
人はそれぞれの人生があり、その中での置かれた環境・立場によって
変化している。自分が生きていくために環境へ適応するためだ。
その積み重ねが個性、物事の考え方、思考のくせ、価値観などである。
人と人なので好き嫌いがあるのは当然。
大事な事は「その人のこれまでの背景と現在の置かれた立場」を
認識しあう事である。
その次に理解できたら、「嫌い」ではなくなる。
だから、コミュニケーションをとり、置かれた立場を理解しあう仕組みが重要だ。

例えば、電車の中で子供達がさわいでいるのに注意しない父親がいるとする。
みかねた男性が、
「車内で大勢いるのだ。子供達を黙らせてもらえないか。」
と注意をした。

するとその父親は
「すみません。自分でもわかっているのですが。
 つい数分前、母親が交通事故で即死だと警察から電話があって。
 子供達へ何と伝えようかと、自分でもパニックになっていて。。。」
と話したという。

言葉だけでなく、雰囲気や状態でも察する事。
察するだけでは相手に伝わらない。
言葉や行動に起こす。