事実をみて何を感じるか

私は、池井戸 潤さんの本が好きだ。
自分の置かれた状況と似ている主人公が描かれ、人間的なドラマもあるからだ。

中小企業の主人公が大企業などの力に押しつぶされそうになるとき、
もがき苦しみ偶然ともいえる出会いやきっかけから、
どんでん返しをおこしていく。
ある意味王道ともいえる。

主人公に共通するのは、「行動あるのみ」ということである。
挫けたりするが、何かしらアクションや手がかりをみつけ、次の道をひきよせていく。
小説の1ページに刻まれた時間軸。
実際に行おうとすると難しいものである。

そんな、池井戸 潤さんの本が最近よく目につく。
ある方が、「それだけ中小企業への注目、待ったなしの状況なのだ」と分析されていた。

なるほど。
その観点でみた事はなかった。
日本企業の99.7%は中小企業である。
働く人の7割が中小企業に勤めている。
その中小企業が担い手がいなかったり、廃業となると。。。

1つの出来事もなんとなしにみるのでなく、複数の視点でみると楽しいものだと感じた。

投稿者プロフィール

キム
キム
5代目製本業経営者。体を動かす事が趣味でジムに週5回通ってます。
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