【よくあるご質問②】除籍の取得・家系図作成に関する疑問にお答えします!

家系図を作成する際には、「どこまで取得できるのか?」「どこで何を調べればいいのか?」など、さまざまな疑問が出てきます。
今回は、実際によくいただく質問と、その回答をわかりやすくまとめました。

❓Q:母の母の父の除籍も取得できますか?
✅ A:はい、直系尊属にあたるため取得できます。
「直系尊属(ちょっけいそんぞく)」とは、自分から見て一直線にさかのぼる系統の親族のことを指します。

父 → 祖父 → 曽祖父 → 高祖父(父系)
母 → 祖母 → 曽祖母 → 高祖母(母系)

だけでなく、「父の母の母の父」「母の母の父」といった系統も、すべて直系に該当します。
したがって、これらの先祖の除籍謄本も正当な請求者として取得することが可能です。

❓Q:除籍は郵送で取り寄せできますか?
✅ A:はい、全国どこの役所からでも郵送で請求できます。
除籍謄本や改製原戸籍は、本籍地のある役所に郵送で請求することが可能です。
手数料は1通あたり750円、郵便局で購入できる「定額小為替」で支払います、
あわせて請求書・本人確認書類のコピー・返信用封筒も必要です。
役所によって様式や必要書類が異なる場合があるので、事前に各市区町村の公式サイトで確認しましょう。

❓Q:家系図作成は、現地に行かないとできませんか?
✅ A:いいえ、自宅にいながらほとんどの調査が可能です。
先祖が住んでいた土地を訪れる「先祖ツーリズム」は、ルーツを肌で感じられる貴重な体験です。
ただし、遠方の場合や時間的な制約もあるため、現地調査が難しい方も多いと思います。
家系図作成の多くの作業は、以下のように自宅からの取り寄せ・検索で完結できます。

・除籍謄本や旧土地台帳などの公的資料は郵送で請求可能
・郷土誌や市町村史などの文献は、最寄りの図書館で取り寄せ閲覧が可能

無理なく、できる範囲から進めていくことが大切です。

❓Q:遠い親戚と思われる家を突然訪ねても大丈夫?
✅ A:いきなりの訪問や電話は避け、まずは手紙でご挨拶を。
ゼンリン住宅地図や電話帳などで、先祖の住んでいた地域に同じ姓の方を見つけた場合、つい連絡したくなるものです。
しかし、突然の電話や訪問は相手を驚かせてしまう可能性が高いです。
おすすめのステップは次の通りです:

①まずは丁寧な手紙で、家系調査をしていることを伝える
②返信が来たら、次の段階として電話でお話してみる
③さらに関係が築けてから、必要があれば訪問を検討する

相手の気持ちを尊重し、焦らず段階を踏むことが信頼関係を築く鍵になります。