徹底する

徹底された姿勢をとられ続けると、人の心は動く。
そう感じた出来事があった。

とある経営者塾の合宿で熱海の宿に宿泊したときの事だ。
夕食は素晴らしい経営者仲間との懇親会。
食事は何を食べていたかわからないほど、ビール片手に話が盛り上がる盛り上がる。
皆必死に経営している。
笑いながら冗談いいながら、でも本気になって必死で毎日毎月毎年経営してる。
そんな戦友がつどうような雰囲気だ。

会も半ば、食事がデザートになろうとしたとき、配膳される方が汁物が入った食器をさげてくれたとき、
滑ってしまい私の肩に食器と汁がなだれおちてきた。
当然、着ているものは、シャワーをあびるかの如く、、、という状態。

すぐに、係の方が丁重にお詫びしてくださった。
こちらが恐縮するくらい。
そして、クリーニングさせてくれと提案してくださった。
私は、「服は洗えばいいし、お互い様」と思いお断りさせて頂いた。
その場はそれで終わった。

が、その数分後に上司のかたがこられクリーニングさせてくださいと。
これまで丁重にお詫びもしてくださったが、同じ理由でお断りさせて頂いた。

これで終わりかと思えば、最後には支配人がご挨拶してくださった。
これには参り、では後ほどクリーニングをお願いしますと。

ここで気づいた事は、徹底して行われると心が動くという事。
三国志の「三顧の礼」。